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関口知宏が引き出した言葉1


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関口知宏「ヨーロッパ鉄道の旅」はお気に入りの番組で、よく観ている。いつもは各15分の日めくり版を観ているのだけれど、先日、そのイギリス編を90分✕2部構成で放映していた。ブレグジット後の街の声が聞けるかもと思い録画しておいた。しばらく放置してしまっていたのだが、ようやくまとめて観ることができた。

イギリス編では、イングランドから、スコットランド、北アイルランド、ウェールズ、そしてイングランドに帰ってくる道程。なかでもとくに印象に残った場面がいくつかあり、メモとしていくつか残して置こうと思う。

今回はイングランド北東部の港町ボストンで関口知宏が拾った話。

ボストンは、2016年のEU 残留か離脱かを問う国民投票で、他の都市に比べて最も離脱支持者の割合が最も多かったことで注目を浴びた都市。理由として一般に挙げられているのが、東ヨーロッパからの移民の急増。確かにそれも一理あるけれど、それだけではなさそうだ。ポーランド出身女性を婚約者に持つ息子の父親(離脱を支持)の言葉が心に留まった。彼は、離脱を支持した理由について、こう語っていた。

「移民問題は一端に過ぎない。独立国の一員として民主主義の立場から離脱に投票した。イギリスがEUのほかの国から遠隔的に干渉されるのが嫌なんだ」

イギリスのEU離脱は、移民問題の解決策でもあるけれど、自由あるいは自立の問題でもあるわけだ。ここはけっこう重要なポイントだなと感じた。

画像出典:ヨーロッパ鉄道の旅「イギリス編_第1回


by naomemo | 2017-03-16 17:59 | いまを読むノート