2013年 06月 18日
会津に行ってみたいなあ

NHKの大河ドラマ「八重の桜」が面白い。面白いけど痛切な気持ちにもなる。面白くて切ない。複雑な感慨に囚われている。
明治維新を扱ったドラマといえば、これまで「官軍=薩長の視点」から描かれたものがほとんどだったと思う。だから薩長の敵となった「賊軍=会津」は、どうしたって分が悪い。だいたい歴史の教科書も、明治維新は薩長の視点から書かれているのではあるまいか。
けれど「八重の桜」は賊軍たる「会津」の視点で描かれている。おかげで、僕の中で見知っていたはずの明治維新の相貌が変容しつつある。
そして、そうか、この時に薩長が駆使した「偽勅」「偽錦旗」の乱発が、後々の軍部の「統帥権」の乱発に繋がっていったわけだな、と気づくに至った。
司馬遼太郎の「街道をゆく」に「白河・会津のみち」がある