クラウドは大丈夫か


そろそろ最近観た映画(「ヤコブへの手紙」「ソウルキッチン」)の話でもメモとして残したいのだけれど、まだ身体のなかで消化しきっていないので、今回もエジプトの反政府デモから感じることを。

TVや新聞の報道によると、エジプト国内ではインターネットの接続が遮断されているという。あるいは大きく制限されているとも伝えられている。今回の反政府デモの呼びかけに、twitter、facebookが情報伝達手段として利用され、おおきな役割を果たしてきたことから、政権サイドとしては「遮断」という行為にでているのだろう。

今朝の朝日新聞によれば、ネット回線は遮断あるいは制限されているが、電話回線は生きているので、現在は通信手段として電話回線が使われているという。電話やファックスを使ったり、ダイヤルアップでネット接続してtwitterなどを使って交信しているということだ。

エジプトで起きている事態は、すでにイスラム諸国へ波及しつつあるし、ことによれば中国やロシアにだって波及しないとは限らない。移民を多く抱える米国、そして欧州とて安穏とはしていられないかも知れない。今回のエジプトの反政府デモは、超弩級のリスク要因がとつぜん生まれたようなものだからね。ひょっとすると、1989年に起きたベルリンの壁崩壊以上のインパクトを持つことになるかも知れない。世界はカオスに向かって、ゆっくり突き進み始めた感じ。

うーん、ちょっと風呂敷を広げすぎて収拾がつかなくなりそうだけど、今日は何を言いたいかというと、これです。ここ数年、ITの世界でクラウド市場の成長が著しい。大手IT企業はこぞってクラウド市場に参入しているし、一般企業サイドも自社サーバーの運用コスト削減のために、クラウドの利用に動いている。けれど、そこにリスクはないのだろうかということです。

コスト削減という大義名分は心地良い響きかもしれないけれど、インターネットというのは有事においては一瞬にして遮断されるものということは想定しておく必要があるってことだね。そうなっても混乱しないように、ヘッジとして代替を用意しておくことは、たぶんとても大事なことなんだろうね。誰しも新しいトレンドは気になるものだけれど、万一のヘッジを忘れないようにしたいものです。

おっ、ムバラク大統領が退陣を表明したね。ますます眼が離せなくなってきた。

by naomemo | 2011-02-02 09:22