戦わずに共生する、という考え方


一昨年の秋、突然、ひどい咳に悩まされた。医者から咳喘息じゃないかなと言われた。治るまでに2ヶ月近くかかった。昨年の秋はまったく症状が出なかったので、用心を怠った。先月末からまた咳がひどくなってきた。医者からいろいろ薬を貰って、一時改善してジョグにも復帰したのだけど、ふたたび悪化して一進一退。それで思い切って別の内科、呼吸器とアレルギー専門の内科の扉をたたいた。セカンド・オピニオンを求めてね。

いろいろなことが分かった。喘息ってのは、アレルギー疾患なんだと。なにかのキッカケで好酸球という白血球が増加して、気管支の炎症が慢性化して発症するものらしい。なんと、花粉症を持ってる人は、なんらかのキッカケで喘息を発症する可能性を秘めているそうだ。そして厄介なのは、花粉症にかかると治らないのと同じで、大人の喘息は一度発症すると完治しにくいそうだ。

でも、喘息治療は長足の進歩を遂げていて、最新の喘息治療では、喘息は退治するものではなく、飼いならすもの=薬でコントロールするもの、という考え方になっているんだとか。そういえば、癌治療の最前線にも、癌とは戦わず共生を目指すという考え方があると聞いた記憶がある。それと同じことなのかもね。この、戦わずに共生するっていう考え方、なんだかいいかも。

先週末にその先生から処方された薬にしたところ、みるみる症状が軽くなった。パルミコートという吸入ステロイドと気管支拡張剤が入ったシムビコートという薬だ。ステロイドと聞いて気持ちがひるんだけど、どうやら最新の吸入タイプのものは、ごくごく微量で直接肺に届かせるものなので、ほとんど副作用はないらしい。あまり先入観に囚われてもいけないんだね。

ということで、昨日からふたたびジョグにも復帰。咳き込むこともなくなり、よく眠れるようになり、ようやく人の集まる場所にも出かけようという気分になった。塞ぎ込んでしまった気持ちが晴れやかになってきた。先生によると、薬でコントロールしていけば、以前よりももっと楽に走れるようになるよ、だってさ。それがホントなら、それはうれしい。

さて、今晩も映画館に足を運ぶかな。

by naomemo | 2010-10-27 08:56