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スロージョグにManbo Sinuendo

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タバコを止めて1年7ヶ月、スロージョグを始めて7ヶ月。寒い冬のあいだはジムのトレッド・ミルの上で、歩く速度のスロージョグを30分から1時間、休日に走っていた。そして温かくなった4月下旬になって、表へ出た。それなりに走る脚は出来てるだろうと思っていたが、イメージと現実とのあいだには大きなギャップがあった。走り始めた途端、脚が重くなった。おかしい、こんなはずでは…、でも、これは現実だ。3、4分ほど走って歩き始めた。落ち着いてから3、4分走って、また歩いた。初日はその繰り返しだった。

今から思えば、当然のことだ。トレッド・ミルは地面が勝手に後ろに動いてくれるけど、実際の地面は動いてくれないのだ。自分の脚で地面を蹴って、身体のチカラだけで前に進まなくてはならないからだ。脚だけでなく身体全体にかかるストレスは、段違いだった。でも、たとえミルの上でも走ってきた事実に変わりはなく、翌週には少し楽になっていた。

そのうちに、どうせ夏時間で早起き鳥の生活をしているので、平日も走るようになった。週3回ほどのペースになった。風を感じたり、匂いを感じたり、季節の花の咲き具合を見たり、鳥の声に耳を傾けたりしながら走るのは気分がいい。屋内でトレッド・ミルの上をハツカネズミのように走るのは止めた。屋内のランは、走り始めには便利でいいけれど、いつまでも利用するもんじゃないね。勝手に動く地面の上を走るのと、動かない地面の上を走るのとでは、ずいぶん違いがあるのだ。

それでも、ときに3日ほど続けて走らない日が出来たりする。それくらい大丈夫だろうと思っていたが、そうでもない。3日空けると、脚が走りの感覚を忘れてしまっていて、途端に重くなる。身体が感覚を思い出すのに丸2日はかかることを知った。それに、仮に週30キロを走るにしても、3日×10キロより、6日×5キロの方が、脚の出来上がりは早く、ケガもしにくいに違いないと思うようになった。てなわけで、先週から毎日走るようになった。調子がよければ少しペースを上げて、調子がいまいちであればペースをぐっと落として歩くように走ればいいからね。

今朝はイマイチだったので、歩く速度の超スロージョグで35分。BGMには、久しぶりにRy CooderのManbo Sinuendoをチョイス。これがじつにいい。南国的なのんびりしたリズムが、スロージョグにはお似合いだ。ということで今週の一枚に。しばらく、Ryを聴きながら走ろう、と。

by naomemo | 2010-06-23 08:35 | 音楽から落語まで