2010年 02月 01日
今週の一枚:ベートーヴェン「ピアノ協奏曲全集」

今年はベートーヴェンを聴くぞと、前に書いた。ということで、今週の一枚は、ふたたびベートーヴェン。
昨年の暮れに、アーノンクール+ヨーロッパ室内管弦楽団による交響曲第7番を聴いて以来、ベートーヴェンは彼らで聴き直してみようという気分になった。なにしろ聴けば聴くほど、すっごい演奏なんだから。アマゾンで調べてみたら、交響曲だけじゃなく、ピアノ協奏曲も手がけていることを知ったので、さっそくお取り寄せ。それにしても輸入版は、国内版の1/3以下という破格の値段なんだよね。こういうことは何年も前から起きている現象だけど、不思議だよねえ。
それはそれとして。肝心のピアニストは、ピエール・ロラン・アマール。この人のピアノ(フォルテ・ピアノ)は初めて聴いた。少し線が細いかなとも思ったけど、何度か聴いているうちに、しなやかで芯は強いという感じになってきた。なかなかいいっすよ。
えらそうなこと言うつもりはないけど、捥ぎ立て、生まれたてのベートーヴェンがここにいる、という印象です。もうすぐ春ですね、という今頃に聴くのに相応しいアルバム。気に入ったので、ここに取り上げることにしました。
さて。今朝「はじめての金読本」更新しました。こちらは、七十歳、八十歳のおばあちゃんが読んで分かるようにと、いろいろ思い巡らせながら、ゆっくり取り組んでいますので、ときどき覗いてね。