原点回帰の潮流?


今朝の日経新聞に、「中国の金保有、10年以内に10000トンに」という記事があった。

中国の政府高官の発言というのだけれど、なんだかドル離れにドライブをかけるような内容。どんな意図があるのか知らないけど、数字だけ見ると10000トンというのは、つまり米国の金保有8000トンを上回る量ということになるね。中国は、金生産量、金消費量に続いて、金保有量でも世界ナンバー1を目指すということか。

それにしても、10年以内に10000トンってことは、年間1000トン。これは世界の年間需要の3割近くに相当しますね。実際にそんなことが可能かどうか知らないけれど、もしも、本当に、粛々と進行するとなると、うーん、どうなるんでしょうね。

話はちょっと跳ぶけど、金が復活したのは、2000年頃からと言われる。この10年で同じように「復活」したものに何があるだろうか。いまとっさに思い浮かぶものは、宗教である。近頃、ロシア国内における正教会復活のニュースや番組をときどき見かけるようになった。すでに米国内では各地に巨大なアリーナのような教会が立ち上がっている。日本でも、作家の五木寛之が全国各地の寺を巡るTV番組「百寺巡礼」が始まったのは、ここ10年以内のことだろう。

金はドル集中への反作用、宗教は格差拡大の反作用という面があるのだろうけど、もっともっと大きな「原点回帰の潮流」のひとつとして眺めた方がいいかも知れないね。

by naomemo | 2009-12-01 09:06