散歩のついでに麩饅頭


九段坂上に「宝来屋」という和菓子屋があるのは前から知ってはいた。幾度も店の前を通っていたのに、これまで一度も入ったことがなかったな。でも、今日、暑いなか、神楽坂方面からすたすた歩いて靖国神社へ、その境内を抜けて半蔵門まで行く途中、ちょうど九段の坂上の「宝来屋」の前を抜けたときに、なぜだか喉の渇きを感じ、そうだ、茶菓子でも買って帰ろうと思い立ち、店内に入った。

創業明治元年とはいえ、建物は新しい。そうだ、この建物の新しさに違和感を覚えて、これまで足を踏み入れてこなかったことを思い出した。でも、もうすでに足を踏み入れてしまっていたので、何か買っていこうと硝子ケースのなかを見ていたら、なにやら気になるものが目に止まった。この緑の葉に包まれたものは何ですか?と尋ねたら、「麩饅頭です。こし餡しか残っていないのですが」とおっしゃる。こし餡の他は何があるの?と、頭の片隅で「粒餡です」という言葉が返ってくることを想定しつつ尋ねたら、「お味噌です」という意外な答えが返ってきた。え?お味噌かい?

味噌を包んだ麩饅頭とは、これいかに。気になってきたな。こんど食してみよう、と思いつつ、すみません、お試しで申し訳ないんだけど、その麩饅頭ひとつください、と言って包んでもらい、事務所へ持ち帰って食べてみた。

麩まんじゅうといえば、「大口屋の麩餅」が好きで名古屋へ行ったときはお土産に買って来るのだが、この「宝来屋の麩饅頭」は独特のとろりとした食感で味わいもずいぶん違ったものだった。

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ぺろりといただきました。こんどは味噌を買ってみよう。

by naomemo | 2012-06-04 16:25