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まだ咳や咳払いは出るが、数日前から、声の通りが良くなってきたような感じがする。これも禁煙のおかげだろうな。それとも自分だけの思い込みか?

さて、先日、「魅惑の名画座」という名のwebサイトを知った。ここでいう名画座とは、おおむね昔でいう二番館のことだね。管理人みずりん、という方が運営しているようだ。

「名画座入門」「名画座紹介」「上映情報」「掲示板」「リンク」という構成になっている。膨大な情報が詰め込まれている訳ではないが、ひとつひとつの情報が丁寧に扱われていて好感が持てる。そして、なにより、「あー、しまったー、あれ見逃したなあ」てなことがよくある私のようなズボラな映画ファンにとっては、じつに便利な映画上映情報サイトでもあるのだ。東京近郊だけど、いつまでも続けてほしいと思う。

# by naomemo | 2008-11-27 12:47 | シネマパラダイス

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いよいよ第一段階の目標、禁煙14日目である。この2日間ニコパッチ断ちにも無理なく成功したので、今日は映画を観に行くのだ。渋谷で「BOY A」を観るか、恵比寿で「その土曜日、7時58分」を観るか。うーむ、どっちにしようかと、渋谷ツタヤのプレイガイド前で悩みつつ並ぶという、このオバカな至福。順番が来て、売り場の女の子に迷うことなく「ボーイエー、いちまい」と伝える。その足で文化村近くの映画館シネ・アミューズへ向かう。

受付でチケットを渡し、番号札を貰う。開演まで1時間近くあるのだが、このシネ・アミューズ(ウエスト)の座席は129席しかなく、すぐに埋まってしまうのだ。ここに来るのはケンローチの「この自由な世界で」以来だが、正直なところ、お世辞にも環境の良い映画館とは言えない。天井は低いし、座席の勾配は緩いし、スクリーンも小さいし、まるで秘密フィルムの上映館とでもいった風情なのだ。それでも、この系列の映画館では、ぜひ見たいなという作品を上映してくれるから無視できないのだなあ。 

さて、「BOY−A」はやはり満席になった。映画2作目という英国の新人監督の作品であるにもかかわらず、中年夫婦、おばさん二人連れが意外に多いのが目に付く。そんなに話題になっているのか?なんてことを感じながら、長い長い予告編を見せられたあと、さあ、本編のはじまり、はじまり。

どこか刑務所内らしき部屋で、主人公とおぼしき少年と保護観察官(ケースワーカー)らしき人物が向かい合って会話しているシーン。どうやら少年は保釈されるところらしい。じつに繊細な表情を見せるシャイな少年。この新しく「ジャック」という名前を貰い、保釈され、仕事を紹介され、社会に出て行く元少年Aが、一体どんな犯罪を犯したというのだろうか…。どれくらいの期間収容されていたのだろうか…。時間はおだやかにゆっくりと経過していく。時折、過去へフラッシュバックしながら。ちょっと待てよ、ジャックだって?

ストーリー展開、現在と過去のシーンの切り替わり、なにげない映像処理。そして少年Aを演じるアンドリュー・ガーフィールドの繊細な表情、演技。いずれも素晴らしい。英国の映画って、どうしてこうも渋いんだろうねえ。

愛の不在、あるいは、愛の過剰と、ひとまずメモしておこう。監督ジョン・クローリー、脚本マーク・オロウのコンビには、これから注目だな。ちなみに、保護観察官はピーター・ミュランが演じている。

# by naomemo | 2008-11-24 10:30 | シネマパラダイス


お昼に、近くの天婦羅屋に入った。ここ新宿御苑あたりでは、大盛り天丼で知られた店だ(名前は伏せておく)。

ノレンをくぐって、あれれ、と思った。若夫婦だけ?以前はオヤジさんらしき人が切り盛りしていたような記憶があるのだが…。棚の器もわずかで、ずいぶん淋しい感じ。なにがあったのかね、あまりに久しぶりなので皆目検討がつきません。

でも、あの大盛り天丼は健在でした。なにせ、ご飯の上にたっぷり天婦羅が乗っかって、そうだなあ、七輪の上でハマグリがパカッと口を開けたときのように蓋が45度ばかり開いた状態で出て来るんだよね。おー、すっげー、なのだ。そして、味もなかなかよろしいのだ。

以前なら、ひょえー、こんなに食べられへんがなー、って感じだったのだが、タバコをやめて食欲が暴発している今の私には、お茶の子さいさいなのであった。もう少し食べられるって感じ。恐るべし、禁煙効果。

ここでひとつ思い出した。数年前、薬害で肝臓をやられ、黄疸が出て緊急入院したことがある。その際、ビルルビン(肝臓がダメージを受けて出てくる酵素で黄疸症状のもととなるもの)がたっぷり出て、末梢神経がやられた。手の内側も、足の裏側も、きれいに一皮むけた。臭覚もやられた。味蕾のある舌の表面も焼け野原となり、味覚が完全に失われた。ショックだった。味覚外来の先生も、味覚がゼロになった患者を診るのは初めての経験だったようで、味覚がどこまで恢復するか、どれくらいの期間で恢復するか見当がつかないと言われ、目の前が真っ白になった。

味覚が戻るまでに半年ほどかかったが、それまでのあいだ、腹は減ってもイザ食物を口に運ぶと味がまったく感じられないため食欲がガクンと減退するという、じつに味気ない経験をした。大げさじゃなく、生きる意欲まで失いそうだった。味覚ってのは、食欲とじつに密接な関係を持っているんだなあと、そのとき初めて実感したのだった。いまはちょうどその反対。味覚が鋭敏になっているから食欲が暴発するのは当然のことなのかも知れない。

夜、U氏、M氏と四ッ谷三丁目で待ち合わせ、荒木町の「くろ田」にお邪魔した。ご夫婦二人で営んでいらっしゃる小料理屋である。「これがホントにホントの最後だよ」と出された四方竹の煮物、旨かったあ。

# by naomemo | 2008-11-21 18:14


今日もパッチを貼らずに自宅を出る。通勤電車に乗って、いつものように新聞を四つ折りにして読んでいる。3つ目の駅から乗り込んできた男(サラリーマン風)が目の前に立った途端、ガツーンとタバコの臭いが鼻孔に侵入してきた。何食わぬ顔して(るつもり)、咄嗟に背を向け、臭いを避ける。ふ、ふ、ふ、タバコを遠ざけて9日目にして、臭覚が戻りつつあることを実感した瞬間である。 

昼、久しぶりに蕎麦屋でラーメンと小カレーを食う。むぅー、満腹感がやって来ない。9日目にして食欲が旺盛になって来たということか。明日から少し抑え目にするか、朝晩、最寄駅まで20分歩くか。

3時頃になっても、タバコが欲しいー、というほどの離脱症状は来ない。が、なんとなく気分がざわついてきたので、右上腕にパッチをペッタリ貼る。しばらくすると落ち着き始める。この分なら、来週から10グラムのパッチに切替えても大丈夫かもな。

昨晩から文春新書「私家版・ユダヤ文化論」(内田樹著)を読みはじめる。じつにややこしい文体だけど、第1章の次の記述には、なんだか納得だな。

「けれども、『ユダヤ人』というシニフィアンを発見したことによって、ヨーロッパはヨーロッパとして組織化されたのである。ヨーロッパがユダヤ人を生み出したのではなく、むしろユダヤ人というシニフィアンを得たことでヨーロッパは今のような世界になったのである。私はそういうふうに考えている。」

イエスはユダヤ人なのに(ん?違うか?)、キリスト教圏のヨーロッパ人たちは、なぜユダヤ人を虐げてきたのだろうか。ぼくにはどうしても分からなかったのだ。ひょっとして、この疑問に答えてくれる書物かも知れない、という期待を持ちつつ読んでいる。

# by naomemo | 2008-11-19 17:53


今朝は、起き抜けにパッチを貼らず、自宅を出る。まだ早いかな、結果を早く求め過ぎるても良くないかな、と思いつつ、どこまでパッチなしで行けるかトライしてみるのだ。もうダメって思ったら、すぐパッチを貼ればいいから気楽なもんだ。

水とお茶を代わる代わる飲んだり、キャンディを含んだりして、気持ちを紛らわしつつ仕事。臭うはずのないタバコのニオイ。もちろんそんなはずはない。事務所内は数年前から禁煙になっていて、誰も吸っていないのだ。それなのに臭うのは、錯覚に違いない。離脱症状の一種なんだろうか。臭覚って、カラダの状態や気持ちに影響されるものなのか。

それにしても昼に喫茶店で飲んだ水、いやに薬品臭かったな。少し味覚が鋭敏になってきたのか。そうそう、臭いといえば、尿や便のニオイが少しアッサリ(?)してきたような…。錯覚かも知れないが。

夕方になって、アタマが真綿で締め付けられるような感触。明らかな離脱症状なので、無理して我慢せず、パッチを貼ることにした。今日のトライは、朝から15時半までが限界であったか。ま、ゆっくり最長不倒距離を伸ばしていけば良いのだな。

# by naomemo | 2008-11-17 16:30