会津に行ってみたいなあ

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NHKの大河ドラマ「八重の桜」が面白い。面白いけど痛切な気持ちにもなる。面白くて切ない。複雑な感慨に囚われている。

明治維新を扱ったドラマといえば、これまで「官軍=薩長の視点」から描かれたものがほとんどだったと思う。だから薩長の敵となった「賊軍=会津」は、どうしたって分が悪い。だいたい歴史の教科書も、明治維新は薩長の視点から書かれているのではあるまいか。

けれど「八重の桜」は賊軍たる「会津」の視点で描かれている。おかげで、僕の中で見知っていたはずの明治維新の相貌が変容しつつある。

そして、そうか、この時に薩長が駆使した「偽勅」「偽錦旗」の乱発が、後々の軍部の「統帥権」の乱発に繋がっていったわけだな、と気づくに至った。

司馬遼太郎の「街道をゆく」に「白河・会津のみち」があると知り、あちこち道草しながら、ゆるゆると読んでいる。会津に行ってみたくなってきたなあ。

by naomemo | 2013-06-18 14:25 | 音楽から落語まで

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久しぶりの投稿です。

もうひとつのブログ「はじめての金読本」は毎週更新しているし、Facebookやtwitterは時々やっているんだけど、こちらのブログは長く放置してまった。なんとなく、このブログとの関係が見えにくくなったというか、どうにも距離感がつかみ難くなってしまっているようです。

さて、それはそれとして。ずっと迷ってたんだけど、先日、ついに意を決して買っちゃいました、Kindle PaperWhite。ただいまブレーク・イン=馴らし運転中といったところ。

何を読んでみようかなあ、と、数冊ダウンロードして上で、まず読み始めたのが、漱石の「坊ちゃん」だった。じつに46年ぶりの再読だった。

ざっくりと大筋は覚えていたし、赤シャツの存在や山嵐の存在も覚えていたのだけれど、当時どんな印象を持ちながら読んだのかは記憶にない。たぶん主人公「坊ちゃん」に寄り添って、その目線で物語を追っていたんだろうと思う。

そして老境に差し掛かった今になって読み返した印象はといえば、主人公ってこんなに気が短くてワガママな「おぼっちゃん」だったっけ?ということだ。そう、「坊ちゃん」は、おぼっちゃま君だったのだ。

それだけじゃない。もっと驚いたのは、漱石の「坊ちゃん」といえば、痛快な教養小説として読み継がれてきた物語だし、僕もそう思い込んでいたわけだけれど、じつは用意周到に編まれた「日清戦争当時の軍部批判の書」としても読む事ができる作品だということ。多様な読み方ができるのも、名作の証しと思う。

Kindleを手にしなかったら、おそらく「坊ちゃん」を読み返すことなどなかったと思う。じつに貴重な読書体験だった。Kindle、悪くない。

by naomemo | 2013-06-14 10:48 | 音楽から落語まで