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先日、仕事帰りに、クレイジー・ハートを新宿で観て来た。今年の米国アカデミー賞で、主演男優賞と主題歌賞を受賞した作品である。

主人公のバッド・ブレイクを演じているはジェフ・ビリッジス。彼が観たくて足を運んだに等しい。相手役の新聞記者ジーン・クラドックを演じているのはマギー・ギレンホール。いうまでもなくマギーの方がキャリアは長いのだろうけれど、どことなく雰囲気がキルスティン・ダンストに似てるね。好きなタイプだ。

主人公のバッドは、一昔前まで、南部カントリー・ソングのジャンルで、シンガー・ソング・ライターとして人気を欲しいままにしていたらしい。しかし、酒グセと女グセの悪さがたたって、いまでは地方都市のドサマワリに身をやつしている。お決まりのごとくアル中であり、ニコ中である。そんなどーしよーもない初老の男が、ある日、子持ちの新聞記者ジーンの取材を受け、惹かれて行く。ジーンの方も、こういう男に惚れてはいけないと思いつつ、惹かれて行く。愛があり、別離があり、痛みがあり、そして再生がある。そう、これは再生をテーマにした物語なのだった。

この作品、ジェフ・ブリッジスを観たくて足を運んだんだけど、ジーンを演ずるマギーがじつに良かったね。繊細な心の動きが、表情の移ろいに透けて見えるのだ。思わぬ収穫というべきか。

ただ、この作品、「男ってどうしよーもーねーな的」物語として見ると、昨年観たレスラーの方が一枚上だったかもなあという気がする。峠をとうに越えて、まるでボロ雑巾のようになったプロレスラーを、ミッキー・ロークが演じているんだけど、これがもうなんていうか、ミッキー・ロークの生き様のまんまなのだった。まさにハマリ役だったよ。

それに比べると、ジェフ・ブリッジズは、いくらグダグダになってても、育ちの良さが滲み出てるんだよねえ。見終わった後、そこがいまいち、と思った。だけど、しばらくしたら、アメリカ南部の人って、きっと、あんな感じに人がいいんだろうなあという気もしてきた。それはそれで、なかなか捨てたもんじゃないなと思えて来たよ。




by naomemo | 2010-06-30 09:10 | シネマパラダイス

岡田監督の言葉


今晩は、日本中がテレビの前で熱くなる。

サッカー日本代表の選手たちは、オランダ戦で一点を失ってから、俄然前向きになった。負けてなるものか!という気持ちが前面に出て、チーム全体の連携が良くなった。一戦一戦チーム力が上がっている感じがする。素晴らしいことだ。観客を感動させるのは、勝ち負けだけじゃないね。

ところで、今朝の日経のスポーツ面に岡田監督の言葉が出ている。「日本で監督の評価が賛美一色へ一変したことについて『これだけ変わるということはまた変わる。一喜一憂していられない』」。大人ですねえ。この冷静さが、チームを引っぱってるんだなと思う。

パラグアイ戦、頑張ってほしい。もちろん勝ってほしいけれど、それよりとにかく攻め抜いてほしい。その気持ちが感動をくれるのだから。

by naomemo | 2010-06-29 08:05 | ノン・カテゴリー


昨日、早朝と夕方の二回、少しずつ走って、今月の目安にしていた125kmを越えた。とくに無理してるわけでもないので、来月はどれくらいになるか楽しみである。

さて、それはそれとして、本日のタイトル「サロマ湖100kmウルトラ完走!」であるが、もちろん私のことじゃないですよ。知人のブルース池水さん(スタンダード・バンク東京支店長)が、昨日、初めてサロマ湖100kmウルトラマラソンに参加して、11時間19分で完走したのだ。当日は例年になく気温が上がり、最高32度を記録。完走率は、例年7割のところ、5割を切ったとか。熱中症で何人も救急車で運ばれたらしい。そのなかでの完走は、大きな価値がある。ちなみに、優勝はワイナイで、6時間台だったとか。

それにしても、彼はランニングを始めて3年も経っていないはず。もしギネス・レコードに、「サロマ湖への道・最短チャレンジ完走者」なるものがあったら、2010年の達成者として登録されたんじゃないだろうか。

記録には残らないかも知れないけれど、強烈な印象とともに記憶に刻まれました。Bruceどん、おめでとう!きっと来年も参加するんだろうなあ。

by naomemo | 2010-06-28 09:05


いつもの時間に起きて走った。と言いたいところだけど、もちろんそんなわけはない。今朝はサッカー観戦で走れないので、昨晩、いつものコースを走った。高低差20メートル、一周1.2キロの周回コースを3周+自宅からの往復1.8キロ、合計5.4キロをペースアップして走った。これで今月108キロに。今晩は菊六落語会が入っているので、連続走行記録は8日で途切れるけど、目標の125キロは楽にクリアできそうなので、明日から出直せばいいな、と。

さて、日本代表vsデンマーク戦をTV観戦。日本代表は、南アに入ってから、一戦ごとにチームワークの質が向上。勝ち上がって行くぞという気持ちがしっかり出て来て、頼もしいかぎり。とくに3点目は、本田ー岡崎という、待ちに待った流れの中からの得点。本田の嬉しそうな表情といい、遠藤の沈着冷静さといい、キーパーの気合いといい、じつに気持ちいいね。そして、いろいろ試行錯誤しながら、ここまでまとめあげて来た岡田監督に拍手。ぜひ、あと一勝を。

そうそう、本日は金曜日。金曜日は金読本の日。さきほど更新完了。右のお知らせ欄にリンクがありますので、そこからワープしてください。

by naomemo | 2010-06-25 08:52


今朝はまともにブログを更新する時間がない。でも、せっかくなので、ちょっとだけ。

明朝のワールドカップ日本代表vsデンマーク戦に備えて、たっぷり睡眠を取った。おかげで7日間続いていた早朝のスロージョグも、途絶えた。たまには脚を休ませるのもいいだろう。でも、考えてみれば明朝もテレビ観戦で走れないので、二日空けることになる。これはいかん。で、今晩帰宅してから少しだけ走っておこうと思っている。雨天というわけじゃないし、ケガしてるわけでもないので、早朝ジョグは途絶えても連続走行記録は伸ばしておきたいからね。

ちなみに、今月の走行距離はすでに100キロを越えている。残り一週間でどこまで距離を伸ばせるか、自分でも楽しみにしている。

by naomemo | 2010-06-24 09:11 | ノン・カテゴリー

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タバコを止めて1年7ヶ月、スロージョグを始めて7ヶ月。寒い冬のあいだはジムのトレッド・ミルの上で、歩く速度のスロージョグを30分から1時間、休日に走っていた。そして温かくなった4月下旬になって、表へ出た。それなりに走る脚は出来てるだろうと思っていたが、イメージと現実とのあいだには大きなギャップがあった。走り始めた途端、脚が重くなった。おかしい、こんなはずでは…、でも、これは現実だ。3、4分ほど走って歩き始めた。落ち着いてから3、4分走って、また歩いた。初日はその繰り返しだった。

今から思えば、当然のことだ。トレッド・ミルは地面が勝手に後ろに動いてくれるけど、実際の地面は動いてくれないのだ。自分の脚で地面を蹴って、身体のチカラだけで前に進まなくてはならないからだ。脚だけでなく身体全体にかかるストレスは、段違いだった。でも、たとえミルの上でも走ってきた事実に変わりはなく、翌週には少し楽になっていた。

そのうちに、どうせ夏時間で早起き鳥の生活をしているので、平日も走るようになった。週3回ほどのペースになった。風を感じたり、匂いを感じたり、季節の花の咲き具合を見たり、鳥の声に耳を傾けたりしながら走るのは気分がいい。屋内でトレッド・ミルの上をハツカネズミのように走るのは止めた。屋内のランは、走り始めには便利でいいけれど、いつまでも利用するもんじゃないね。勝手に動く地面の上を走るのと、動かない地面の上を走るのとでは、ずいぶん違いがあるのだ。

それでも、ときに3日ほど続けて走らない日が出来たりする。それくらい大丈夫だろうと思っていたが、そうでもない。3日空けると、脚が走りの感覚を忘れてしまっていて、途端に重くなる。身体が感覚を思い出すのに丸2日はかかることを知った。それに、仮に週30キロを走るにしても、3日×10キロより、6日×5キロの方が、脚の出来上がりは早く、ケガもしにくいに違いないと思うようになった。てなわけで、先週から毎日走るようになった。調子がよければ少しペースを上げて、調子がいまいちであればペースをぐっと落として歩くように走ればいいからね。

今朝はイマイチだったので、歩く速度の超スロージョグで35分。BGMには、久しぶりにRy CooderのManbo Sinuendoをチョイス。これがじつにいい。南国的なのんびりしたリズムが、スロージョグにはお似合いだ。ということで今週の一枚に。しばらく、Ryを聴きながら走ろう、と。

by naomemo | 2010-06-23 08:35 | 音楽から落語まで


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今朝の日経終面の文化欄で知ったのだけど、あの保守的なウィーンフィルのコンサートマスターに女性が就任した。その名をアルベナ・ダナイローヴァという。「私は2008年5月、ウィーン国立歌劇場管弦楽団のオーディションに合格し、当初からコンサートマスターとして入団した」とあるから、ウィーンフィルのコンサートマスター、いやコンサートミストレス就任は規定の路線だったようだ。新しい生命というか息吹を取り込む必要性を考えてのことでしょう。

ウィーンといえば、苛烈な禁煙運動のあおりで、店仕舞を余儀なくされている老舗のカフェもあるという。リーマンショック、ソブリンリスクの拡大で、受難の続く欧州ゆえ、どちらかといえば保守化傾向が強く出てくるかと思っていたけれど、ウィーンフィルは自らを開いていく方向に活路を求めたということになるね。昔からウィーンフィルの音が好きな僕としても、どう変わっていくのか気になるところ。

将来、あの決断は英断だったと言われるようになってもらいたいと思う。

by naomemo | 2010-06-22 09:03 | 音楽から落語まで

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ようやくカズオ・イシグロの「わたしを離さないで(Never Let Me Go)」を読み終えた。公園のベンチで、主人公キャシーによって語られる話にじっくり耳を傾けていたような気分だった。たかだか一冊の小説を読むのに、これほどの時間がかかるとは。

くわしいことは書きにくい内容なので、ごく簡単に。舞台はヘールシャム。英国の寄宿舎を彷彿させるような施設。中心的な登場人物は、キャシー、ルース、そしてトミーの三人。現在三十一歳になり、介護人の仕事をすでに十一年以上続けているキャシーが、ヘールシャムでの思い出を、ゆっくりゆっくり語り始める。

キャシー、ルース、トミー、この三人だけの関係を聞いていると、いかにもありそうな少年少女の生態のように思える。そして実際その通りなのだけれど、なにかが気にかかる。登場してくる大人といえば、寄宿舎ヘールシャムの先生というか保護官たちだけ。子供たちの親は一切登場しない。ヘールシャムは、外界からまったく遮断された、子供たちのために特別に拵えられた、繭のような空間なのだ。何だろう、これは、と思いながら耳を傾けていく。

今朝走っている時も、「ヘールシャムって何を意味してるんだろう」という疑問が浮かんでは消えた。「クローン」というモチーフは何を暗示しているのだろう。英国の寄宿舎生活の特異性を表現したかったのだろうか。現実から隔離された子供時代の比喩として描いているのだろうか。あるいはキブツのような存在を念頭においているのだろうか。

ちなみに、「わたしを離さないで」は映画化の真っ最中である。トミー役に扮しているのは、「BoyーA」で素晴らしい存在感を示していたアンドリュー・ガーフィールド。この作品、個人的に期待値上昇中である。

by naomemo | 2010-06-21 08:01 | 音楽から落語まで

金曜日は金読本の日〜

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金曜日ですね。なんだか心うきうき、明日と明後日は何をしようかな。

さて、しばらく前から、もうひとつのブログ「はじめての金読本」は、金曜日に読み物を更新することにしています。そして参考チャートは日曜日に更新しています。

読み物を金曜日に更新することになったのは、ある日、映画会社で長年PRを担当している友人から、「金の話だから金曜日の更新がいいんじゃないの?」と言われ、なるほど、そうだよねと思ったからです。合言葉で覚えて貰うのって、だいじなことだよね。以来、「金曜日は金読本の日」と宣言して、続けています。いまさっき、更新したところです。

はじめての金読本は、こちらから。

ところで、今朝、キースのピアノソロを聴きながら走っていたら、そのピアノの音のヴェールを突き破るように、頭上からピィピィ、ピィピィという啼き声が降ってきた。なあに?と仰ぎ見れば、なんとヒバリが二羽、啼きながらホバーリングしてました。あれは、愛のtweetを交わしてたのだろうか。うーむ、なんともうらやましいかぎり。

そういえば、鳥の啼き声のことで最近気づいたんだけど、太陽が顔を出す前と顔を出してからでは、啼く鳥が違うようだ。この時期だと、ウグイスも啼いてるんだけど、あやつは寝坊助である。陽が出てから啼いている。そんなことが分かって来たこともあって、いま鳥の啼き声に関心が向かいつつある。聞き分けられたら、どんなに愉しいだろうか、と。

by naomemo | 2010-06-18 09:27 | ノン・カテゴリー

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久しぶりに晴れたので早朝ジョグへ。でも、雨で三日も空いてしまったので、今朝は、忘れかけた記憶をまさぐるように、ゆっくりゆっくりリハビリ・ジョグ。三日空いて脚は走りを忘れてる。なんとなく重いし。

でも、ジョグだけじゃないね、これって。昔、楽器をやってた時も、「なにがあっても練習を三日空けたらダメ」と言われていたことを思い出した。身体って、後天的に覚えたことは、すぐ忘れてしまうんだよね。だから続けることが大事。続けなければ意味がない。

上の写真は、今朝、走っている道すがらに見つけた紫陽花。日曜日にすでにしっかり咲いていたから、もうじき花びらが茶色に変色し始めるなと思って、パチリ。記念にアップしておく。

by naomemo | 2010-06-17 09:02 | ノン・カテゴリー