内需拡大に良いということで円高容認発言を繰り返し、挙げ句に円高が急伸して慌てている方がいらっしゃいます。中小企業の資金繰りが苦しいからという理由でモラトリアム(借入金の返済引き延ばし)を金融機関に要請される方がいらっしゃいます。どちらも、なかなか面白い方ですね。

この時期に内需拡大が大切なことは誰しも分かっていることなんだけど、そもそも日本経済は内需だけで成長してきた訳じゃないよね。円高が急速に進めば輸出企業が大きなダメージを受ける。ただでさえドル安が進みやすい環境で、財務大臣が円高容認発言をすれば、火に油を注ぐようなもの。そんなこと、ちょっと考えれば分かるはずなのに、どうしてそういう発言があるんだろう。想像力が欠如してるのだろうか。外需か内需かという二者択一じゃなく、どちらも大切。バランスを欠いては、うまく行かないと思うんだけどね。

モラトリアム発言も、目的とするところは中小企業の資金繰り支援なんだから、時宜にかなっていると思う。でも、現在検討されている方法については、ちょっと考えれば、かえって将来の貸し渋りにつながることくらい分かるはずだよね。金融機関だって、こんな不安な情勢下にリスクは取りたくないんだから。したがって、強引に進めれば、意に反して中小企業の首を絞めることになるだろうね。その目的をしっかり果たすには、別の方法が必要でしょう。どうしてそうなるんだろう。こちらも、想像力が乏しい発言という他ありませんね。

考えている方向性は悪くないと思う。役人の天下り禁止だって、ダム建設の見直しだって、基本的にはその通りだと思う。でも、いまの政権に欠けているのは、仮にそうなった時にどういう問題が起きてくるのか、そこについての将来シュミレーションがない、あるいは見えないことだろうね、きっと。

変えることのメリットとデメリットを天秤にかけた上で、変える場合の処方箋を書かないとね。良くも悪くも長い歴史のなかで培われてきたことを変えるわけだから、性急に進めると副作用の方が大きいかも知れない。しっかりしたシュミレーションをした上で臨んで貰いたい。すべてのことには人間が絡んでいるのだから、手当しながら変えないと。一方的な宣言だけじゃイカンでしょう。

このブログでは、政治のことは書かないのが基本なんだけど、つい。数日前に書いて公開を躊躇っていたのだけど、つい。でも、やっぱり、あまり気持ちいいものじゃないね。できるだけ控えることにしよう。

by naomemo | 2009-09-30 12:35

日の出の時刻


ようやく朝晩涼しくなってきたので、ちょっと前に、7月から続けていた「勝手に夏時間」を終了した。起床も、朝4時から5時に、1時間ほどシフトした。「シフトした」というと意思的に聞こえそうだが、自然にそうなった。

なんとなく気になって、さきほど「日の出」の時刻をネットで調べてみたら、国立天文台のサイトに行き当たった。「各地のこよみ」というコーナーである。ここには、各地の日の出、日の入り、月の出、月の入り、南中時のデータが、過去3年分紹介されている。

そのページによれば、我が家のある神奈川では、一年でいちばん日の出が早いのは6月5日から21日で午前4時26分、いちばん遅いのは1月2日から12日で6時51分とある。なんと1年で2時間半も違うんだよねえ。あらためて驚いちゃった。ちなみに、本日9月30日は5時35分となっている。このところ僕は5時頃に起きて、リビングの電気をつけて、ストレッチをしながら新聞を読んでいるんだけど、目覚めるのが1時間遅くなっているのも自然なことなんだろうね。しかも、夜明け前に起床するってのが、いいでしょ。

というわけで、現在は、真夏の早朝散歩から、ふたたび通勤途上での片道30分ウォークへと、こちらも自動的にシフトしている。1日1時間は歩かないとね、やっぱり。歩きといえば、さきほどJ-waveを聞いていたら、セロトニンという脳内物質のことを紹介していた。しっかりリズム良く歩くと、体脂肪を少なくするためにいいだけじゃなく、セロトニンという物質によって自律神経も調整されるらしい。歩きは、身体にも心にも利くっていうのが、いいね。

by naomemo | 2009-09-30 08:30

温室効果ガス25%削減


鳩山首相が国連で「温暖化効果ガス25%削減」を公約したことが話題になっている。市民レベルで賛成という意見が多い一方で、産業界には、スタンドプレーじゃないかとか、日本の経済や産業にとって大きなマイナスになるという意見も根強いようだ。さて、どうなんでしょうね。

そのあたりに詳しくないけれど、たしか日本は、京都会議の目標だって達成できてないんじゃなかったかな。だとすると、1990年対比で25%削減という目標が無理か無理じゃないかと言う前に、これまでの発想による削減方法を根底から見直すことが必要な時期なのかも知れない。

おそらく、少しずつ切り詰めて行って達成する方向は、すでに限界に来ているのではないだろうか。従来の進め方では、ブレークスルーは見つからない。だから、新しい発想で25%削減する方が、じつは、従来の発想のままで5%とか10%を削減するよりも、ある意味で容易かも知れない。そう考えた方がいいんじゃないかな。

一見不可能に思える25%という目標だが、それを達成するために新しい方法を編み出す。そちらへ歩み始めるという考え方に一票を投じたいね。たとえば太陽光発電システムの普及を、産業レベルだけでなく市民生活レベルに至るまで、一気に、強力に進めることができれば、10年で25%は可能かも知れない。しかも新しい産業の醸成にも景気への刺激にも寄与するんじゃないかな。アジア各国への環境技術供与による削減分もカウントできるだろうし、それがひいてはソフトな米国離れに繋がりそうな気がしないでもないし。

この問題は、間違いなくダム開発の見直しとも密接にリンクすることだろうから、粘り強く進めてほしいと思うね。ただし、くれぐれも慎重にね。ちょっと暴言が目立つからね。

by naomemo | 2009-09-28 08:38


先週末、swiss electric research award 2009という賞の発表があり、熱を利用した低コストの発電システムを開発したWulf Glatz博士に授与されたそうだ。

その技術とは、セントラルヒーティングからの廃熱や自動車のエンジンの熱などを電気に変換する技術を発展させたものだという。それがなんと人間の体温レベルでも発電できるらしく、携帯電話への応用が視野に入っていることで話題になっているようだ。たしかに携帯電話の充電が、手に持ったり、ポケットに入れておくだけで可能になるなんて、願ってもないことに違いない。

そういえば腕時計の分野では、腕の動きで自家発電する機能を持つものがすでに発売されているが、爆発的に普及しているとは言いがたい。素晴らしい技術だと思うけれど、そもそも腕時計はそれほど電気を消費しないことから、緊急性を感じないのかも知れない。でも、たしか、自動車分野でも研究が進んでいるんじゃなかったかなあ。応用範囲は広いんじゃないかと思う。

それはさておき、腕時計に比べて携帯電話は日々の充電が必須である。それが体温発電で充電できるようになるなら、そのニーズは桁外れに高いだろうね。いや、ちょっと待てよ。ポケットに突っ込むとはいっても、女性服には、そのポケットがない場合が多いよね。どうするんだろう。

この熱変換技術もきっと応用範囲は広いだろうけど、まず携帯電話を開発ターゲットにしてるのは、博士が男だからだろうな、きっと。

by naomemo | 2009-09-25 07:55

シャネルもの、2本。

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9月の忙しい時期に5連休だなんて、仕事に差し障りが出るじゃないか。てなことをブツブツ言いいながらも、最初から分かっていることなので、やり繰りもつつがなく連休に突入。5日間ゆっくりしました。

その間に観た映画は4本。観た順番で云えば、「ココ・アヴァン・シャネル」「めがね」(これはWOWOW放映を録画してあったもの)、もう一本のシャネルもの「ココ・シャネル」、そして「キャデラック・レコード」。一日に映画館を二軒ハシゴしたのは初めて(渋谷でココ・シャネルを観て、恵比寿に移動してキャデラック・レコードを観た)。映画ファンにはハシゴをする人は多いようだけど、私は印象がボケるのが普段はイヤでやらない。

今日は、シャネルものについての感想を。

「ココ・アヴァン・シャネル」(オドレイ・トトゥ主演)は、連休初日19日の夕方、いろいろ用事をこなしてからマイカル港北へ出かけて観た。出遅れたかなあと心配していたのだが、まったくもって閑散としていたので驚いた。考えてみれば港北ニュータウン周辺は若いファミリーが多く、シャネルものは不釣り合いだったのかもね。

世間では「ココ・シャネル」(シャーリー・マクレーン主演)が好評みたい。実際22日の渋谷ルシネマはサービスデーだったこともあるだろうが、朝一の回だったにもかかわらず満員御礼。「完全満席」なんていうアナウンスが流れていたな。上映が終わって出ようとしたら、エレベーターホールにまでチケットを求める人が溢れていたのでビックリ。

でも、評判や興行成績は別にして、シャネルという人物がどのように出来上がったのか、シャネルがなぜ革新的なスタイルを提示できたのか、シャネルがなぜいまだにヨーロッパで一流ブランドとして遇されていないのかを知るには、オドレイ・トトゥ主演版の方が断然面白いかも。個人的には、こちらに一票だね。シャーリー・マクレーン主演版は、良くも悪くもハリウッド的な作りなんだよね。作り手の体温が感じられない。

それにしても、オドレイ版は、よくシャネルが全面協力したなあと思う。かなり際どいところまで描いてるからね。それだけ懐が深いブランドとも言えるのかもね。



by naomemo | 2009-09-24 07:45 | シネマパラダイス

女たちの自由への欲求

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日本では、結婚式にのぞむ新婦を「花嫁さん」と呼び習わしている。結婚したての女性のことを、祝福のニュアンスを込めて、そう呼ぶこともある。おそらく、長い人生からみれば「花嫁さん」という存在が、ほんのひととき現実から隔離された存在であることを、大人たちが知っているからに違いない。花嫁というのは、繭に包まれた幸福な存在なんだよね、普通は。

ところが、先日アルテリオで観た映画「シリアの花嫁」に登場する花嫁モナと家族にとっては、そこのところがじつに微妙である。生まれ育ったゴラン高原の村から、本国シリアで待つ花婿のもとへ嫁いでいくことが、彼女を育んでくれた土地や家族との永遠の別れに直結しているからだ。境界線を超えてシリア側へ踏み出してしまえば、もはや後戻りはできない。たとえ親元に戻りたくなったしても、おそらく二度と故郷の村に足を踏み入れることができない複雑な状況を、観客もスクリーンを通して少しずつ理解していく。

舞台となっているゴラン高原は、もともとシリア領だった。しかし、1967年の第三次中東戦争時にイスラエルによって占拠され、いまもって本国シリアとは軍事境界線で分断されたままの状態である。シリア側がゴラン高原をシリア領と考えているのは当然のことだが、占領側のイスラエルもゴラン高原を自国の領土とみなしている。住民たちにもイスラエルへの服従を強いている。住人たちのパスポートの国籍欄には、無国籍者と記されている。彼らはイスラエルの手で人為的に分断された牢獄に住んでいるようなものである。

花嫁モナの一家は、イスラムの少数派であるドゥルーズ派に属している。一家だけでなく、ドゥルーズ派の村なのかも知れない。どこまで真実か分からないけれど、長老支配がすみずみまで行き渡っていて、花嫁モナの嫁ぎ先も、おそらく長老たちが決めたことなのだろう。閉じられた場所に息づいているがために、ここのドゥルーズ派は、よけいに頑迷の度を深めているのかも知れない。

政治的、宗教的、民族的に対立するイスラエルという国とシリアという国の狭間で揺れ動く家族。自由が許されない、息苦しいまでに保守的な男社会から遠くへ遠くへ飛び出したい思いに突き動かされる女たち。境界を超えた先にも、ひょっとしたら、もうひとつの牢獄が待っているだけなのかも知れないのに。そうと分かっていても抑えがたい思い。

もし遠い将来、万に一つでも、この複雑な中東社会に変化が起きるとしたら。その原動力となるのは、きっと、ここに登場する花嫁モナ、その姉、その母のような存在、つまり普通の女たちの強い思いに違いない。そんなことを夢想したくなるほど、この映画には、女たちの、自由への抑えがたい欲求が溢れている。ラストシーンで、軍事境界ゾーンをゆっくり歩み出して行くモナの背中には、凛とした強さが漂っていた。



by naomemo | 2009-09-17 06:13 | シネマパラダイス

9年連続200安打


イチローが9年連続200安打を達成。108年ぶりにキーラーという名選手の記録を破って、「開放されましたね。人(の記録)との戦い、争いに終わりを迎えることができた」と、インタビューで語っていた。これで少し楽になる、自分と向き合えばいいんだから、とも語っていた。

達成じゃなく、開放だなんて、ほんとストイックな人だね。

才能があれば、メジャーで年間200安打は可能だろう。でも、それが、2年、3年、ましてや9年連続となると、これはもはや才能の問題じゃないだろう。姿勢の問題というほかないね。

小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道だと感じている。彼は、この言葉をよく口にしている。勝手な想像だが、トレーニング・メニューも、練習メニューも、ずっと変えてないのかも知れない。少なくとも、傍目にはずっと同じことの繰り返し。同じことをやり続ける中で、いろんなことを発見しているんだろうけどね。

ちなみに、僕は、レッドソックスの松坂のファンであり、イチローのファンではない。でも、イチローのやっていることには、脱帽です。

by naomemo | 2009-09-15 07:30

週末のスポーツ番組観戦


今日は週末のスポーツ、3題。

まず、テニスの全米オープン女子準決勝、セレナ・ウィリアムズ対キム・クライシュテルス戦。最後の最後まで接戦で、じつに面白かった。とくに結婚、出産を経て復帰、ノーシードでワイルドカードを得て出場したクライシュテルスが、想像以上の仕上がり。しっかりトレーニングしてきた感じだし、なにより精神的に安定度をぐっと増したように思う。

それに引き替え、セレナ・ウィリアムズは落ち着きがなく、フット・フォールトを宣告したラインズマン(日本人女性だという)に激昂、暴言を吐いたとかで、警告を取られて自滅。後味の悪い幕切れだった。それにしても、これでクライシュテルスが優勝すると、昔、やはりワイルドカードで全英オープンに出場して優勝したパット・キャッシュ以来の快挙になるんじゃないかな。楽しみだね。

もうひとつテニスの全米オープン。デビュー当時から連れ合いが応援しているラファエル・ナダルが、膝のケガが癒えて、ようやく調子を戻して来た。やっぱり、フェデラーとの対決が観たいもんね。でも、慢性的な腹筋痛を抱えているらしいのが、ちょっと心配。

最後の題は、ゴルフの日本女子プロ選手権。今年に入って、ようやく本来の実力が発揮されてきた観のある、諸見里しのぶ。元々、技術的には宮里藍に劣らない実力の持ち主だと思われていたが、どうも精神的に弱いところがあった。なにがキッカケなのかは知らないが、大輪の花が開いた感じ。自信に満ち溢れたプレーで、他を寄せ付けず圧勝。今年は、あと一つ二つは勝ちそうだね。

p.s. ナダルが、デルポトロに完敗したようだ。まだ万全の状態じゃないんだろうな、きっと。ちゃんと治して、またいい試合を見せてほしいものです。

by naomemo | 2009-09-14 06:00


公私ともに繁多で、またまた無沙汰してしまいました。だめだねえ、こんなんじゃ。

映画のことやら、CDのことやら、そしてやっぱし政権交代のことやら、いろいろ書きたいことはあるんだけど、それよりもなによりも、まずは先々週の土曜日に、ようやく買い換えたモバイルのこと。

いままでのケイタイの具合が急に悪くなり、この際だからと、iPhone for everyoneキャンペーンに乗っかって、iPhone3Gにしたのでした。softbankからの乗り換えだから機種変更なんだけど、ゼロ円だというし。タダほど高いものはないとは言うけれど、iPhoneのOSバージョンは3.0まで来ているので、もう大丈夫でしょうと。

しかし、今さらながら、こいつにはホントに驚いている。手のひらサイズのモバイルパソコンなんだもんねえ。誰なんだろうね、こいつをスマートフォンなんて名付けたのは。カテゴリーが違うよね。ん?でも、こいつも、アイフォンって名前か…。

それなりに使えるようになるまでに2週間かかりました。まずは、ケイタイのアドレス帳の移転、パソコンのアドレス帳の移転、整理統合、そして最終的にiTunesを使った同期。これを二度ほど失敗して、ちと、焦った。そしてeメールの設定、パソコンのメールのアカウント読み込み、safariに登録のブックマークの読み込みと整理、WiFiの設定、スケジュール帳やメモの連携と確認、さらに使えそうなアプリケーションのダウンロードなどなど、いろいろやることがあって。モバイル・パソコンを初期設定するようなものだね。音楽の同期はいつものことだから問題なかったんだけどね。

ちなみに、カメラのアプリケーションがいろいろあって、デフォルトで入っているソフトだけでは物足らず、Genius、ToyCamera、OldCameraの三種類をダウンロード。それぞれ使い勝手があって、いろいろテスト中である。

by naomemo | 2009-09-11 08:45