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イラクで爆弾処理に当たる兵士たちを描いた「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグローが、米国アカデミー賞監督賞を受賞した。前評判通りの結果という感じか。米国アカデミー賞で女性監督が受賞するのは、史上初だとか。「とうとうその時が来た」と言えるのかも知れないけれど、「ずいぶん遅れてるよね」という言い方もできる。ちなみに「ハート・ロッカー」は、監督賞、作品賞、脚本賞など6部門で栄冠に輝いた。

それより昨晩の授賞式ダイジェストを観てて気になったのが、和歌山県太地町のイルカ漁を痛烈に批判したドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」。食文化の違いが根っこにあるのだけれど、いまは世界的に経済状況が悪く社会不安が高まっている状況。なんだか、あぶない雰囲気。ほんの少し映像が紹介されていたが、プロパガンダの匂いが強い感じ。しかし、あの映像のインパクトは大きい。予備知識もなく、あの映像を見せられたら、「日本人って残酷な未開人だね」と思い込む人も出てくるだろうな。

この問題は相当燃え上がる可能性が濃厚だね。クジラ問題、クロマグロ問題、トヨタ問題、そして今回のイルカ問題と、どうも悪いことが重なっている。残念だけど、どこもかしこも余裕を無くしてるね。

そういうわたしも、今日は余裕がないので、これにて。

by naomemo | 2010-03-09 08:30 | ノン・カテゴリー


トヨタのリコール問題に、以前、「里山のリスクヘッジ」という切り口で触れたことがある。その後どうなっていくのか、ときどきニュースを追っていたんだけど、ここにきてトヨタ車の不具合問題は一気に燃え上がって、なにやら危ない雰囲気になってきたね。

なにが危ないかって、このまま行くとヒステリックな排斥運動にまで発展しかねない気がするからだよね。トヨタの対応のまずさに問題はあったにせよ、いっこうに改善しない経済や生活に対する憤懣が米国内に溜まりにたまっていることが背景にあるように見える。その憤懣のエネルギーが捌け口を求めて暴発しかけている感じ。この先、なにが起きても不思議じゃないかも。

少し話しが飛ぶけど、先日、米国内で国債が人気化しているという記事があった。最初、どうして?と疑問に思ったけど、考えてみれば米国内では昨年一年間だけで地方銀行が100行ほど倒産しているのだった。「ニューノーマル(新たな普通)」なんていう言葉が聞こえてくるし、貯蓄率も上がり始めているということだけど、貯蓄する先が銀行では不安、ということなのかな。それで、行き場を失った庶民の貯蓄が国債へ流れ込んでいるんだとしたら、それもまた怖い話だ。最近、「米国債バブル」なんて言葉が聞こえるけど、そういうことも関係してるんだろうね、きっと。それくらい、いまの米国内に渦巻く不安や不信は根深いということか。

ここまで書いてきて、例のタイガー・ウッズの女性問題に対する米国マスコミの過剰なバッシングも、同一線上にあることかも、と思えてきた。なにやら社会全体が煮えたぎった鍋のようになってる感じ。オバマ政権が、金融規制、富裕層への増税に舵を切りつつあるのは、必然なんだろうね。

それにしても、トヨタは状況認識がちょっと甘いかも。

by naomemo | 2010-02-04 08:43 | ノン・カテゴリー


日本の戦後を象徴する企業のひとつだった日航の株価が、会社更生法適用申請後、ついに1円を付けた。2月20日の上場廃止とともに、株価はゼロ円になるらしい。現在の日航株は、紙くずになるわけだ。株主責任を明確にするべく100%減資を行うため、と説明されている。

先日あらためて知って驚いたんだけど、空港って、日本国内だけで100ほどもあるんだよね。都道府県の数の倍にもなる。誰がどう考えたって、こんなに必要なわけないし、長いこと赤字垂れ流しの状態になっているだろうことは容易に想像がつく。いまさらだけど、日航の経営はこの問題と不可分だよね。こんなことになった責任の多くは、こうした計画を誘導した政官財にあるのだろうけど、でも、おそらく誘致運動を展開した地元にもあるんじゃないのかな。

どちらも後先のことを考えていない。だって、後先を考えていたら、こんなに多くの空港が出来てるわけないよね。なるべくしてなった、ということだろうね、これは。だから、日本人全体に責任があるってことになるんじゃないかな。みんなが安易に便利さを求めてきた結果、大きなツケを払うことになりましたね。しばらく空港の閉鎖が続くことになるのかもね。

これから民主党はどうなるか分からないけど、でも、少なくとも日航は、ちゃんと生まれ変わって欲しいものです。新しい経営陣、なんとなくよさげじゃないですか。ぜひ再生して貰いたい。なんだか、がんばれ、がんばれ、と言いたい気持ちになってるんだよね。

by naomemo | 2010-02-02 09:00 | ノン・カテゴリー

競争から共生へ


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今回は、以前読んだ「素数ゼミの謎」という本の紹介。著者は吉村仁という生物進化を研究している先生である。

素数ゼミというのは、アメリカで13年、または17年に一度だけ何億匹と大量発生する蝉のことだ。なぜ13年あるいは17年に一度だけ大量に発生するのか、その秘密を世界に先駆けて解き明かしたのが、その吉村仁という先生なのだ。

その秘密については、原本に当たってほしいのだけれど、いちばん印象に残っているメッセージは、「競争から共生へ」ということだった。生物進化の立場から見ると、なんと弱肉強食というのはウソで、現在まで生き残って来たのは「共生」を大事にしてきた生物なのだ、ということである。

今朝、日経新聞一面の「キリン・サントリー11年春統合で大筋合意」の記事を読んでて、この本のことを思い出したのだった。ある意味、経済氷河期が始まっている現在、これまで覇を競ってきた企業が手を結ぶっていうのは、いまこそ「共生」すべき時ということを遺伝子が感じ取っているのかも知れない。

こうした流れは、たしかにあちこちで見られる。ひょっとしたら、日本人の晩婚化にも歯止めがかかり、来年あたりから一緒に歩いて行こうよというカップルが増えるかも知れないね。もしそうなったら、それはそれで喜ばしいことではある。

by naomemo | 2009-12-24 09:05 | ノン・カテゴリー