欧州雑感06:スペインが熱い


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欧州の内なる移民問題、北アフリカから押し寄せる難民問題について、あれこれ読みつつ感じていることは、このまま行くと、とうの昔に消え去った国境がふたたび復活することになるかも知れないな、ということだ。少なくとも、これまでのようなEU域内における無制限の移動の自由は、いづれ制限されることになりそうな気がする。。。

以上は、すこし前にメモ帳に認めた一文である。これをもう少し掘り下げて、まとめてみようと思っていたのだけれど、そのまま放り出すことにした。その替わりに、今日は、スペインの急進左派ポデモスについて書かれた、とてもシャープな記事を紹介しておこうと思う。上の画像は、The Guardianから拝借したポデモスを率いる党首パブロ・イグレシアス。じつにかっこいい。

「彼は共産党のドクトリンに根付いたクラシックなスペインのインテリ左翼ではない。だが、現代の世界を病ませている原因を明確に指摘し、その終焉を目指す。それは緊縮政策であり、市場主義であり、グローバル資本主義だ。」

「ポデモスは政党設立からわずか4カ月後のEU選でスペインの第4勢力となり、昨年秋には支持率が与党を抜いた。今や11月に行われる総選挙でイグレシアスが首相になる可能性すら囁かれている。」

全文はこちら→ブレイディみかこ「『勝てる左派』と『勝てない左派』」

もし、ポデモスが政権を奪取すると、スペインのユーロ放棄あるいはEU脱退が視野に入って来ざるを得ないだろうね。

欧州雑感08:国境が復活する気配
欧州雑感07:弱い国が強い通貨を持つ悲劇
欧州雑感06:スペインが熱い
欧州雑感05:イタドリという外来種
欧州雑感04:二つのグループ
欧州雑感03:内部の宗派対立
欧州雑感02:統合か愛国か
欧州雑感01:地中海国境という言葉

画像出典:The Guardian

by naomemo | 2015-06-04 11:02 | いまを読むノート