信念を持って買ったら忘れる


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はじめての金読本、移植第13弾です。2010年02月11日に公開した原稿に手を入れたものです。金と付き合うための指針、第五弾です。

このところ金価格についての話が多くなっていますが、これはかならずしも本意ではありません。相場なんてものは上がったり下がったりするものです。その点については肚の中にきっちり納めた上で、ゆったり金と向き合うのが健全というものでしょう。

日々の値動きにとらわれる過ぎると、往々にして大きな流れを見落としがちになるものです。そんなときは初心に立ち返ってみるのも悪くありません。金読本も今回はそのスタイルでまとめてみましょう。

そもそも何のために金を買おうとしているのか。儲けたいからなのか、万一に備えたいからなのか、あるいは将来が不安な年金の足しにしたいからなのか、そのあたりをあらためて再確認して、自分の立ち位置を明確にしておくことは大切だろうと思います。

そして、買う時は、信念を持って買い、買ったら忘れる。金が必要になるまで忘れるくらいが丁度いいでしょう。動機や目的がフラフラするようでは、先が思いやられます。

買うタイミングがよく分からないという向き、買いたいのだけど怖いという向きは、少し手数料はかかりますが、資金を小分けにして、小さな重量サイズの地金、あるいは金貨をコツコツ買えばよろしい。

それでも買い時が分からなくて踏み出せないという向きは、純金積立で長くコツコツ買っていけばよいだけのことです。純金積立は、金価格が上がったら少しだけ買い、下がったら多く買うという仕組み。そして余裕がある時にはスポットでドンと買い足す。長期の視野で見たら、こんな重宝な買い方はありません。売却する時にも必要な分だけ売ることができますしね。

繰り返しますが、買うなら、信念を持って買う。確信が持てない人は買わない方が良い。目先の損得が気になる人も、手を出さない方が良いと思います。


イラスト:三井孝弘さん



by naomemo | 2015-05-21 17:14 | →はじめての金読本