金価格は上がったり下がったり


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はじめての金読本、移植第7弾です。2010年01月25日に公開した原稿に手を入れたものです。

さて、この「はじめての金読本」の移植も、第2段階に入りました。これから、とびとびで3回にわたって、初心者向けの金価格の基本について紹介します。

まず、金には「定価」のようなものがありません、という辺りから始めましょうか。金の価格は、まるで生き物のように、つねに上がったり下がったりしています。(※)

なぜ価格が動いているのかといえば、それは株式などと同じで、買う人もいれば売る人もいるからです。買いが入れば上がり、売りが入れば下がり、さらに売りが入ればまた下がり、買い戻されればこんどは上がり、ということが延々と続いているためです。

身近な例で分かりやすく説明しましょう。ご近所の、たとえば食品スーパーで売られている野菜や魚介類の値段は、毎日同じというワケではありませんね。わずかのことかも知れませんが、毎日違うはずです。収穫量が多かったり、漁獲量が多ければ、つまり品が豊富にあれば、おおむね値段は下がります。その反対に、天候悪化などで品が薄くなれば、どうしたって値段は上がりますね。

金もそれと同じことで、金価格は金市場における売り買いのバランスで決まっています。基本的には、買い(需要)が勝れば価格は上がり、売り(供給)が勝れば価格は下がります。

金価格については、まずはこの点をしっかり覚えておいてください。

百聞は一見に如かず。下のチャートが、2015年3月5日AM7時半(日本時間)に見たドル建て金価格の直近3日間の動きです。金は、時差を追って一日24時間、世界のどこかで取引されていますから、時々刻々、上がったり下がったりしていることが分かります。(チャートをクリックすると、kitocoのライブチャートにジャンプします。)

(※)
ドル建て金価格は時々刻々と動いているのですが、日本国内での現物の円建て金価格は、朝9時半に発表されてから変更になることは稀です。それは、店頭での取引の便宜上、些細な変動は小売価格と買取価格の値幅のなかで、各社が吸収しているためです。ただし、ドル建て価格あるいは為替(ドル円)が大きく動いた場合には、変更になります。




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チャート画像出典:
http://www.kitco.com/charts/livegold.html


イラスト:三井孝弘さん



by naomemo | 2015-03-05 07:52 | →はじめての金読本