フラメンコ、フラメンコ

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今週の隙間シネマは、渋谷ルシネマで「フラメンコ、フラメンコ」。全編、最初から最後まで、徹頭徹尾フラメンコ、フラメンコ、フラメンコの踊りと歌と演奏一色。こういうの、じつに珍しい。とても贅沢な時間だった。フラメンコが好きじゃない人には、苦痛かも知れないけど。

そして、ひと口にフラメンコと言っても、オーソドックスなの、モダンなの、激しいの、穏やかなの、エロティックなのと、じつにバラエティに富んでいるんだなあと、この作品を通じて教えてもらった感じ。

踊りは基本的に女性の役割、男たちはギターやボンゴのような打楽器を担当。ついでに言うと、フラメンコでは、人間の身体そのものを打楽器として使う。これはもう見事なくらい。

なにより驚いたのは、歌詞。哲学的ともいえる深い物語が歌われているんだよね。いくつもいくつも聴いていて思ったのは、スペインでは、フラメンコの歌を媒介にして、人生が語られ続けられているんだなあということだった。

それにしても、脳化した現代の日本で、実際にフラメンコがブームになってるようだけど、じつに面白い現象だね。身体性への回帰なのかな。アタマはときどき平気で嘘をつくけど、カラダは嘘をつかないからね。




by naomemo | 2012-03-29 19:09 | シネマパラダイス