値下げに踏み切った東宝系映画館


一昨日、J-waveを聴いていて知ったんだけど、東宝系映画館が新作映画鑑賞料金の値下げに踏み切るんだとか。昨朝、同じ情報をTVニュースでも取り上げていたけれど、取材された担当者の口から出た二つの言葉が気になった。「デフレに対応」と「やってみようということになった」。

まず、デフレ対応が決断理由というのなら、もっと早く対応すべきだったと思うけどね。大きなグループゆえ大きな決断には時間がかかるのかも知れないけれど。それにしても東宝系映画館のスクリーン数は、国内の全スクリーン数の2割を占めているらしいから、少なからず業界全体に影響を与えることになるだろうという気はする。映画は大衆娯楽の要素が強いから、1000円くらいまで安くしてもらいたい気はするけどね。

もうひとつ。「やってみようということになった」という表現に、なにやら煮え切らないものを感じたのは、おそらく私だけじゃないと思う。ネットで調べてみたところ、大人を1500円に、18才未満を1000円に統一。そして現行1000円のシニア料金を廃止するか年齢を引き上げることを検討中という。今春3月から一部地域で試験的に実施し、来春をメドに全国で実施の予定とか。でも、この新料金体系は必ずしも値下げばかりとは言い切れないし、どういう効果をもたらすか不明。流動的な気がするので、しばし成行きに注目かな。

最大の問題は、1800円を1500円にしたくらいで集客につながるかどうかは微妙ってことだよね。と、ここで、映画配給会社にいる友人に訊いてみたところ、「一部の館で試験的に一年間やってみて、良ければ来春から東宝全70館で実施する予定」と、東宝から説明を受けているそうだ。この言葉は、良くなければ変更する、とも読める。そしてこれまで他社との競争上やむなく実施していた各種割引制度を全廃するんだとか。売上げ全体は変わらないと踏んでいるようだけど、さて、映画ファンがどう感じるか、だよね。

by naomemo | 2011-01-21 12:56 | シネマパラダイス