やっぱ粋な監督だな

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一昨日、渋谷のルシネマで、スティーブン・フリアーズ監督の「わたしの可愛い人」を観てきた。じつにビターなエンディング。高級娼婦の豪奢と恋愛と失意を通して、20世紀初頭のベルエポックとその終焉をみごとに描いた作品。でも、それだけじゃない。ぼんやりと「いま」が透けて見えて来るから不思議なんだよね。同時代に生きているって、そういうことなんだろうね。こんな粋な時代の語り方もあるんだなあと感心しちゃいました。

さて、今朝、その映画の舞台でもあるフランスについてのニュースが耳に留まった。いまフランスでは歴史ブームが起きてるんだって。そこにコスプレ・ブームも合体して、ずいぶん盛り上がってる模様。特派員の説明ではブームの背景がいまいち伝わってこなかったけど、不況を背景にロマの排斥運動が起きていることなどを考え合わせると、つまりは内向きになってるということなんだろうね。これは世界的な現象だからね。どこの国も、「開く時期」と「閉じる時期」が交互にやって来るものなのかも知れないね。



by naomemo | 2010-11-05 09:05 | シネマパラダイス