亡父の俳句 とお墓参り


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昨晩は、連れ合いの実家に兄弟姉妹が集まり、母を囲んでの食事会。おいしい手料理とワインと愉しい話に酔った。時の経つのを忘れた。夜も更けてお開きとなり、玄関で靴を履く段になって気がついた。上の写真。亡父、次郎さんの俳句。

春の鹿 乱心の瞳を もつことも  次郎

「高西風」など、どの句集にも、こういう妖しげな句は入っていなかったような気がする。なんだか知らない顔を見たような気がした。久しぶりに次郎さんの句集を読み返してみようかなと思った。

しばらく眺めていたら、大学生になる姪が、「おじさん、この俳句、どういう意味なんですか?」と訊いてきた。咄嗟に、「もう少し大人になったら分かるんじゃないかな」と応えた。すると、彼女も携帯カメラを構えながら、じっと見ていた。

そのうちニッコリ笑いながら近づいてきて、こう言った。「なんだか少し分かったような気がします」。まだまだ子供と思っていたのに。

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今朝は、鶴見の總持寺へ。亡父のお墓参り。お墓からの帰り道、廊下をスススススーッと渡って行くお坊さんたちの姿が目に留まった。

by naomemo | 2010-03-21 22:03