まるで魔女狩りの様相だね


トヨタのリコール問題に、以前、「里山のリスクヘッジ」という切り口で触れたことがある。その後どうなっていくのか、ときどきニュースを追っていたんだけど、ここにきてトヨタ車の不具合問題は一気に燃え上がって、なにやら危ない雰囲気になってきたね。

なにが危ないかって、このまま行くとヒステリックな排斥運動にまで発展しかねない気がするからだよね。トヨタの対応のまずさに問題はあったにせよ、いっこうに改善しない経済や生活に対する憤懣が米国内に溜まりにたまっていることが背景にあるように見える。その憤懣のエネルギーが捌け口を求めて暴発しかけている感じ。この先、なにが起きても不思議じゃないかも。

少し話しが飛ぶけど、先日、米国内で国債が人気化しているという記事があった。最初、どうして?と疑問に思ったけど、考えてみれば米国内では昨年一年間だけで地方銀行が100行ほど倒産しているのだった。「ニューノーマル(新たな普通)」なんていう言葉が聞こえてくるし、貯蓄率も上がり始めているということだけど、貯蓄する先が銀行では不安、ということなのかな。それで、行き場を失った庶民の貯蓄が国債へ流れ込んでいるんだとしたら、それもまた怖い話だ。最近、「米国債バブル」なんて言葉が聞こえるけど、そういうことも関係してるんだろうね、きっと。それくらい、いまの米国内に渦巻く不安や不信は根深いということか。

ここまで書いてきて、例のタイガー・ウッズの女性問題に対する米国マスコミの過剰なバッシングも、同一線上にあることかも、と思えてきた。なにやら社会全体が煮えたぎった鍋のようになってる感じ。オバマ政権が、金融規制、富裕層への増税に舵を切りつつあるのは、必然なんだろうね。

それにしても、トヨタは状況認識がちょっと甘いかも。

by naomemo | 2010-02-04 08:43 | ノン・カテゴリー