ハンガリーで古代文字がブームとか

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今朝のTVニュースで知ったんだけど、マジャール人の国家ハンガリー共和国で、古代文字がブームになっているとか。

古代文字といっても、それは「ロヴァーシュ文字」というもので、紀元1000年以前にマジャール人が用いていたアルファベットなんだとか。EU統合が進むに連れて、公立の小学校でも選択授業の科目に入ってきたという。時代の変遷とともに薄れかけていた自分たちの固有の文化やルーツに対する意識が、EU統合後になって蘇って来るっていうのは、いかにもありそうで面白い。

マジャール人は、ハンガリーだけでなく、ハンガリー周辺諸国のルーマニア、クロアチア、セルビアなどにも少数民族として暮らしているようだけど、人種的にはアジア系とみられる。言語的にも、ハンガリー語(マジャール語)はウラル語族だから、ヨーロッパの大半の国がインド・ヨーロッパ語族であるのとは根本的な違いがある。そもそもハンガリーは、EU内では異質なところがあったわけだから、こういうブームが起きるのは自然の成行きかも知れないね。

マジャールつながりでもうひとつ。ヨハン・シュトラウスの作品に「マジャール(ハンガリー)万歳」という曲があり、ニューイヤー・コンサートでもよく演奏される。ウィーンはハンガリーに隣接するような位置にあるので、昔からつながりは深いのだろう。ハンガリーで生涯の大半を過ごしたハイドンの音楽にはマジャール人の音楽が色濃く反映しているだろうし、シューベルトやらブラームスやらハンガリーやルーマニアの舞曲をこよなく愛した音楽家も多い。

日本でもウィーンやハンガリーの音楽は人気が高いけれど、マジャール人たちの音楽のメロディやリズムに、おなじアジア系の日本人の魂が深いところで共振しているのかも知れない。

今日はずいぶんヘンな話になってしまったが、ま、いいか。


画像出典:ウィキペディア「ロヴァーシュ文字」

by naomemo | 2010-01-12 09:05 | いまを読むノート