競争から共生へ


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今回は、以前読んだ「素数ゼミの謎」という本の紹介。著者は吉村仁という生物進化を研究している先生である。

素数ゼミというのは、アメリカで13年、または17年に一度だけ何億匹と大量発生する蝉のことだ。なぜ13年あるいは17年に一度だけ大量に発生するのか、その秘密を世界に先駆けて解き明かしたのが、その吉村仁という先生なのだ。

その秘密については、原本に当たってほしいのだけれど、いちばん印象に残っているメッセージは、「競争から共生へ」ということだった。生物進化の立場から見ると、なんと弱肉強食というのはウソで、現在まで生き残って来たのは「共生」を大事にしてきた生物なのだ、ということである。

今朝、日経新聞一面の「キリン・サントリー11年春統合で大筋合意」の記事を読んでて、この本のことを思い出したのだった。ある意味、経済氷河期が始まっている現在、これまで覇を競ってきた企業が手を結ぶっていうのは、いまこそ「共生」すべき時ということを遺伝子が感じ取っているのかも知れない。

こうした流れは、たしかにあちこちで見られる。ひょっとしたら、日本人の晩婚化にも歯止めがかかり、来年あたりから一緒に歩いて行こうよというカップルが増えるかも知れないね。もしそうなったら、それはそれで喜ばしいことではある。

by naomemo | 2009-12-24 09:05 | ノン・カテゴリー