「坂の上の雲」に菊六、登場。

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昨晩放映の「坂の上の雲」(第二回)に、正岡子規、夏目漱石、秋山真之ら同級生が「娘義太夫」目当てに、寄席へ繰り出すシーンがありました。そこで高座に上がっていた前座の噺家は、真之らに「下手くそ」だの「引っ込め」だのと野次をとばされ、さんざんな目に遭っていましたね。その前座役ですが、昨年から贔屓にしている古今亭菊六が演じておりました。高座でオタオタする演技も、なかなか良かったなあ。

古今亭菊六は、この10月に「NHK新人演芸大賞」の落語部門で大賞を受賞している縁もあって、今回の前座役で登場となったのでしょう。ついでに、今日は、菊六のことを少し紹介しておきましょうか。

1979年(昭和54年)2月東京生まれ、現在30歳ですね。平成13年に学習院大学を卒業、14年に古今亭円菊に入門。15年正月二之席に前座となっています。前座名は「菊六」。18年5月下席より二ツ目昇進。そして今年10月に、NHK新人演芸大賞受賞で、二ツ目の頂点に立ちました。何度か高座に足を運んでますが、堂々とした話っぷりで、とてもとても30歳とは思えませんよ。

ところで、師匠の古今亭円菊はあまり一般には知られていないようですが、古今亭志ん生の「最後の弟子」です。二ツ目名を「今松」といい、病で倒れて身体の自由が利かなくなった志ん生を背中におぶって寄席に通ったことで知られています。志ん生は、「いままつ、いままつ」と言って可愛がったようです。「背中の志ん生」という著作もあります。苦労人で遅咲きの落語家ですが、いまでは古今亭の総領的な存在といってよいでしょう。

その円菊の末弟子が、菊六なのですね。つまり、菊六は、あの志ん生の孫弟子ってことです。噺もうまいし、集中力も素晴らしいし、声もいいし、様子もいい。そのうちにチケット入手もままならなくなるだろうから、今のうちにセッセと高座に足を運ぼうと思っています。

さて、上の写真は、今朝iPoneで撮影した千駄ヶ谷駅前のイチョウ並木。いつのまにやら冬支度が始まっていました。

by naomemo | 2009-12-07 09:15 | 音楽から落語まで