名画座が人気上昇って、ほんとかな?

c0112103_15173762.jpg


今朝の日経新聞に、『「ちょい古」映画 劇場で安く』と題した記事があった。文脈から、名画座が人気になっているように読める。もしその通りなら、一映画ファンとしてもうれしいことだけど、いささかマユツバだなあという感じがしないでもない。

たとえば僕の場合は、基本的に単館やシネコンで新作を観ているのだけれど、かなりズボラな映画ファンゆえ見逃すこともしばしば。というわけで、ときどき名画座のお世話になっている。でも、これまで行列が出来ている場面に出会ったことはない。

記事に取り上げられている飯田橋のギンレイは、都内の名画座の中では人気館だろうけれど、行列が出来た背景に定額の年間パスポート(シネマクラブ)があることは明瞭で、そこに今回たまたまスラムドッグ・ミリオネアという超人気作品が重なったということなのだろう。

年間パスポートの仕組みを導入しているのは、都内ではギンレイだけじゃないかな。これまでのところ他館が追随する気配はない。おそらくギンレイは作品のチョイスと集客に自信があり、2週間の買い切りにしているのだろう。一方、他の上映館は、そこまで踏み込めない事情があり、歩合制に甘んじているのだろう。

ま、でも、この記事がきっかけになって、名画座に一般の目が向くのは良いことだね。記者も大の映画ファンで、昨今の映画館の不振を憂えて、あえて記事にしたと思いたい。それなら賛成、ケチをつける筋合いのものではないです。

ちなみに都内には、12館の名画座がある。

銀座シネパトス
シネマヴェーラ渋谷
新文芸座
目黒シネマ
早稲田松竹
浅草中央
浅草名画座
浅草新劇場
ギンレイホール
新橋文化
三軒茶屋シネマ
三軒茶屋中央

それぞれ特徴があって面白い。僕がときどきチェックしているのは、目黒シネマ、早稲田松竹、ギンレイ、新橋文化、三軒茶屋中央の5館だけだけど。

最後に、以前にも紹介したけど、名画座の上映情報を紹介しているサイトがある。興味のある向きは、こちらの「魅惑の名画座」へどうぞ。

by naomemo | 2009-10-20 08:40 | シネマパラダイス