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シャネルもの、2本。

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9月の忙しい時期に5連休だなんて、仕事に差し障りが出るじゃないか。てなことをブツブツ言いいながらも、最初から分かっていることなので、やり繰りもつつがなく連休に突入。5日間ゆっくりしました。

その間に観た映画は4本。観た順番で云えば、「ココ・アヴァン・シャネル」「めがね」(これはWOWOW放映を録画してあったもの)、もう一本のシャネルもの「ココ・シャネル」、そして「キャデラック・レコード」。一日に映画館を二軒ハシゴしたのは初めて(渋谷でココ・シャネルを観て、恵比寿に移動してキャデラック・レコードを観た)。映画ファンにはハシゴをする人は多いようだけど、私は印象がボケるのが普段はイヤでやらない。

今日は、シャネルものについての感想を。

「ココ・アヴァン・シャネル」(オドレイ・トトゥ主演)は、連休初日19日の夕方、いろいろ用事をこなしてからマイカル港北へ出かけて観た。出遅れたかなあと心配していたのだが、まったくもって閑散としていたので驚いた。考えてみれば港北ニュータウン周辺は若いファミリーが多く、シャネルものは不釣り合いだったのかもね。

世間では「ココ・シャネル」(シャーリー・マクレーン主演)が好評みたい。実際22日の渋谷ルシネマはサービスデーだったこともあるだろうが、朝一の回だったにもかかわらず満員御礼。「完全満席」なんていうアナウンスが流れていたな。上映が終わって出ようとしたら、エレベーターホールにまでチケットを求める人が溢れていたのでビックリ。

でも、評判や興行成績は別にして、シャネルという人物がどのように出来上がったのか、シャネルがなぜ革新的なスタイルを提示できたのか、シャネルがなぜいまだにヨーロッパで一流ブランドとして遇されていないのかを知るには、オドレイ・トトゥ主演版の方が断然面白いかも。個人的には、こちらに一票だね。シャーリー・マクレーン主演版は、良くも悪くもハリウッド的な作りなんだよね。作り手の体温が感じられない。

それにしても、オドレイ版は、よくシャネルが全面協力したなあと思う。かなり際どいところまで描いてるからね。それだけ懐が深いブランドとも言えるのかもね。



by naomemo | 2009-09-24 07:45 | シネマパラダイス