洋画を観て歩くには、もってこいの時代。



この週末は、映画を二本。まずは金曜日の夜、仕事帰りに世田谷三軒茶屋で途中下車し、三軒茶屋中央劇場へ。

ここは古くからある名画座(旧作二本立て)だし、名前もおよその場所も知ってはいたのだが、これまで足を踏み入れたことはなかった。今回が初めて。座席数262席、いかにも場末の映画館といった風情。この、都心の、世田谷にある場末の映画館って、まるでタイムマシンに乗って何十年も時代をさかのぼったような感じで、なかなかいい。ここで、昨年公開されたが見逃していた、脚本監督ショーンペンの「into the wild(荒野へ)」を観た。映画の感想はそのうちに。

土曜日は、仕事。他に予定もあり、休みというのにけっこう忙しい。で、日曜日、午前中ジムでしっかり汗を流し、午後になって連れ合いと港北のワーナーマイカルへ。そこで「剣岳」を観る予定だったのが、なんと渋滞に巻き込まれて間に合わず、急遽「The reader 愛を読むひと」に切り替える。漠然と予想していたストーリーとは、ずいぶん違っていて、しっかり堪能した。この感想も、ちかぢか。

それにしても残念だったのは、「into the wild(荒野へ)」にしても、「The reader 愛を読むひと」にしても、客の入りが芳しくなかったことだ。著しく。どちらも素晴らしい作品なのに、ガラガラ。その一方、「剣岳」の方は、「僅少」という文字がボードに表示されていた。

邦画に人気が集まるのは、もちろん結構なことだと思う。でも、ここまで洋画人気が低迷しているのは、やはり気になる。しかも、これは、映画だけの話ではない。洋楽マーケットも急速に萎んでいるというし、ひょっとしたら小説などの分野でも同様の傾向が出ているかも知れない。あまりに内向きすぎるのではないだろうか。経済不況が長引けば、この傾向は長引くということか。

でも、ま、何事も考えようです。洋画を観て歩くには、とてもよい時代だと考えることにしよう。なにはともあれ、ゆったり楽しめるのだから。

by naomemo | 2009-06-21 07:00 | シネマパラダイス