禁煙30日目 自分を誉めたい


つ、つ、ついに、禁煙30日目。先月11日から始めたから、今日でちょうどひと月になるのだ。じつに素晴らしい。自分で自分を誉めてあげたい。よし、よし、よく頑張ったぞ。

じつは、これまで何回か禁煙にチャレンジしてきたのだが、たまの1本くらい大丈夫でしょうという緩い気持ちだったことが禍いして、いつのまにか喫煙生活に戻ってしまっていたのだった。しかし、これまで何度も書いているように、そして、これは誰が考えても当たり前のことなのだが、その1本さえ手にしなければ、続けようという意思さえあれば、禁煙は簡単に続けられるのだ。ま、簡単にとは言っても、最初の数週間は、ニコチンパッチの援助があったから無難にこなせたんだけどね。ニコチンパッチがなければ、おそらく到底ここまで来れなかっただろう。

ところで、今日のタイトルだが、最初に使ったのはマラソンランナーの有森裕子さんだった。いや、ひょっとしたら違うかも知れない。言い直そう。初めてこの言葉を耳にしたのは12年前。92年のバルセロナ五輪での銀メダルに続き、96年のアトランタ五輪でも銅メダルを獲得した有森裕子さんが、そのレース直後のインタビューで、はじめて自分で自分を誉めたいと思います、と言い放ったのだ。

えっ?と、一瞬、耳を疑った。その音は三半規管のアチコチにぶつかって、妙な違和感を残した。なんだかヘンな言い方をする人だなあと思った。少し大袈裟な言い方かも知れないが、自分で自分を誉めるなんて発想は、それまでの日本語にはなかったのではなかろうか。それほどのカルチャーショックだった。

にもかかわらず、有森裕子さんから発せられたこの言葉は、多くのひとに受け入れられ、すばやく吸収消化された、ようだ。その証拠にその年の流行語大賞に輝いてもいる。それだけのインパクトがあったということだし、それはなにより有森裕子さんの努力と活躍がベースにあった。でも、ほんとはどうなんだろう。いつまでも訝しく思う自分がいた。それほどすばやく吸収されるような類いの言葉だったんだろうか、それは。

by naomemo | 2008-12-10 22:30