禁煙25日目 じれったい噺、志ん朝「羽織の遊び」

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日々、禁煙が楽になってくる。いやいや、ほんと。あー、タ、タ、タバコ、なんて気持ちに襲われたのも先週末の2日間だけ。もうほとんど大丈夫みたい。とはいえ、まだ1ヶ月も経っていない。気を抜かないようにしないとね。

朝、混雑した電車に乗ってからイヤホンを耳に入れ、手探りで胸ポケットのiPodの電源を入れ、志ん朝の出囃子を探り当てる。あれれ、志ん朝が風邪の話なんかしてるよ、マクラでウィルスがどうのこうのって、志ん朝らしくないよなあ、そういえば以前もそんな感じを、この噺なんだったけかなあ、じれったいよなあ、あー、そうか、「羽織の遊び」だったかと思い当たった。 

それにしても、ほんと、じれったいんだよなあ、この噺。端っから、どっかの若旦那をたらしこんでナカ(吉原)へ繰り出そうって話になってるのに、そしてもちろん手頃な獲物まで登場させてナシ付けてるってえのに、ちっともナカへ向かえないのだ。行きたくて、行きたくて、行きたくて仕方ないのに、若旦那から言われた「羽織」が手に入らないおかげで、ちっとも行けないという物語なのだ。気持ちは前のめりになってるのに、身体が前に進んでいかないとでもいえばいいのだろうか。

今回久しぶりに聞き直して、やっぱり、じれったい。そう思いながら聞いていたが、聞き終えてから、でも、あー、うーん、そーね、このじれったさ、悪くねえかも、って思えてきた。ほんとかな?もう一回、聞き直してみた。この若いの、ほんと、じれったい。ニブイんだよなあ。だから、じつにじれったい。でも、志ん朝も、そのじれったいのを楽しんでるように聞こえて来る。だから聞く方も楽しんじゃえばいいんだよな。

by naomemo | 2008-12-05 07:45 | 音楽から落語まで