禁煙21日目 志ん朝が聞きたくなって


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一昨日、昨日と、ひさびさに「タ、タ、タバコ、吸いたい」という気分に襲われた。なにかキッカケがあったのかなあ…、思い当たることと言えば、金曜日に観た映画(「その土曜日、7時58分」)くらいである。表現にチカラがあった分だけ、暗澹たる物語が堪えてしまった。それでストーンと落ちた休日の2日間、ジムやテニスコートでたっぷり汗を流して、なんとかやり過ごし、ようやく浮上してきた感じ。

本来なら今はまだニコパッチを貼っているはずの時期だから、「お、おぬし、き、きたなあ」と感じたら、無理せずに貼れば楽になるのは分かっていたのだが、ここはあえて我慢してみたのだ。休日だったから、なおさらだね。でも、終わりよければ、すべてよし。禁煙、じつに21日目に突入したのであった。とにかく1本吸うだけで中毒症状が復活してしまうらしいので、このまま行くのだ。

そんなこともあってか、昨日あたりから志ん朝の落語が聞きたくなり、音源をiPodに移す。まずは「百川(ももかわ)」。田舎出の百兵衛さんと江戸の魚河岸の兄さんたちとの掛け合い、というか擦れ違いは、なんど聞いても笑っちゃうねえ。

今朝は電車の中で「今戸の狐」。この噺、いろいろなバージョンがあるらしいが、他にどんなのがあるんだろう。志ん朝バージョンでは、マクラでさんざん符丁のことが紹介された上で噺が展開する。どうってこともない噺のようではあるが、きっと志ん朝好みなんだろうな。とにかくカタチがきれい。前座が主人公というのも珍しい。

ところで、この噺のなかに、狐の彩色の内職を手伝いたいと頼んで来る、近所で働き者と評判の女性が登場する。コツ(千住)出身の女郎上がりだという。今戸の狐って、江戸時代の庶民の間で招き猫のような縁起物として人気があったのかもな。

by naomemo | 2008-12-01 13:30 | 音楽から落語まで