禁煙14日目 渋谷でBOY A

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いよいよ第一段階の目標、禁煙14日目である。この2日間ニコパッチ断ちにも無理なく成功したので、今日は映画を観に行くのだ。渋谷で「BOY A」を観るか、恵比寿で「その土曜日、7時58分」を観るか。うーむ、どっちにしようかと、渋谷ツタヤのプレイガイド前で悩みつつ並ぶという、このオバカな至福。順番が来て、売り場の女の子に迷うことなく「ボーイエー、いちまい」と伝える。その足で文化村近くの映画館シネ・アミューズへ向かう。

受付でチケットを渡し、番号札を貰う。開演まで1時間近くあるのだが、このシネ・アミューズ(ウエスト)の座席は129席しかなく、すぐに埋まってしまうのだ。ここに来るのはケンローチの「この自由な世界で」以来だが、正直なところ、お世辞にも環境の良い映画館とは言えない。天井は低いし、座席の勾配は緩いし、スクリーンも小さいし、まるで秘密フィルムの上映館とでもいった風情なのだ。それでも、この系列の映画館では、ぜひ見たいなという作品を上映してくれるから無視できないのだなあ。 

さて、「BOY−A」はやはり満席になった。映画2作目という英国の新人監督の作品であるにもかかわらず、中年夫婦、おばさん二人連れが意外に多いのが目に付く。そんなに話題になっているのか?なんてことを感じながら、長い長い予告編を見せられたあと、さあ、本編のはじまり、はじまり。

どこか刑務所内らしき部屋で、主人公とおぼしき少年と保護観察官(ケースワーカー)らしき人物が向かい合って会話しているシーン。どうやら少年は保釈されるところらしい。じつに繊細な表情を見せるシャイな少年。この新しく「ジャック」という名前を貰い、保釈され、仕事を紹介され、社会に出て行く元少年Aが、一体どんな犯罪を犯したというのだろうか…。どれくらいの期間収容されていたのだろうか…。時間はおだやかにゆっくりと経過していく。時折、過去へフラッシュバックしながら。ちょっと待てよ、ジャックだって?

ストーリー展開、現在と過去のシーンの切り替わり、なにげない映像処理。そして少年Aを演じるアンドリュー・ガーフィールドの繊細な表情、演技。いずれも素晴らしい。英国の映画って、どうしてこうも渋いんだろうねえ。

愛の不在、あるいは、愛の過剰と、ひとまずメモしておこう。監督ジョン・クローリー、脚本マーク・オロウのコンビには、これから注目だな。ちなみに、保護観察官はピーター・ミュランが演じている。

by naomemo | 2008-11-24 10:30 | シネマパラダイス